フォルクロラマ
ウィニペグで世界を旅する2週間
2026/08/01 - 2026/08/14
毎年8月、ウィニペグの街は「フォークロラマ」の名のもとに、世界中の文化が集うカラフルな祝祭空間に変わります。2週間にわたり、40以上の国や文化をテーマにしたパビリオンが市内各地に登場し、音楽・ダンス・伝統衣装・本格グルメを通じて“世界一周”気分を味わえます。グルメ好きも家族連れも、異文化体験を求める人も、マニトバにいながら地球を巡る冒険ができるのがこのフェスティバルの魅力です。
焼きたてのシャワルマの香り、バクラヴァの甘さ、アイリッシュジグの旋律、アフリカンドラムの響き…五感を刺激する体験が満載。毎年42万5千人以上が各パビリオンを訪れ、誰もがウィニペグの“生きたモザイク”の一員になれます。
主な見どころ
世界のパビリオン:歌・踊り・味覚の旅
フォークロラマの醍醐味は、ウィニペグ市内40カ所以上に点在する“パビリオン”。1週目と2週目で半分ずつがオープンし、それぞれの国や文化に特化した会場で、伝統音楽やダンス、時に世界各地から招かれたアーティストによるパフォーマンスも楽しめます。
館内は民族衣装のスタッフやアート、笑い声や拍手、ライブ音楽に包まれ、ヘナタトゥーやスティールパン体験、深夜のパーティーなど体験型イベントも充実。観客と出演者が一体となって異文化を体感できます。
本場のグルメ&ドリンク:食で巡る世界旅行
食はフォークロラマの真骨頂。エジプトのファラフェルやシャワルマ、ウクライナのペロギやボルシチ、フィリピンのアドボやルンピア、ドイツのシュニッツェル、インドのサモサなど多国籍料理がずらり。デザートもバクラヴァやクナーファ、マンゴープリン、カナダのメープルスイーツまで多彩です。各国のビールやワイン、スピリッツも楽しめ、食事だけで世界を旅した気分に。
シェフやボランティアが1日数百〜数千食を用意し、スパイスや焼き菓子、グリル肉の香りが会場を包みます。新しい味との出会い、懐かしい郷土の味に再会できるのも大きな魅力です。
衣装・デコレーション・フォークロラマ・ラマ
各パビリオンは民族衣装や国旗、民芸品、テーマ装飾で異国情緒満点。サリーやキルト、着物、ダシキなど華やかな衣装のボランティアやパフォーマーが出迎えてくれます。公式マスコット「フォークロラマ・ラマ」も登場し、写真撮影やイベントを盛り上げます。
文化・歴史的背景
フォークロラマは1970年、マニトバ州創立100周年を祝う1回限りのイベントとして始まりましたが、大成功を受けて翌年から毎年開催されるようになりました。初回は21文化・5万人の来場でしたが、今では2週間・40以上のパビリオン・数十万人規模の一大イベントに成長。ウィニペグ民芸協会が主催し、異文化理解や伝統継承、多様性の発信をミッションとしています。
長年にわたり、フォークロラマはウィニペグの誇り・観光資源となり、地元の文化団体の活動支援にも貢献。新移民から長年の住民まで、食・音楽・物語を通じて“多文化都市ウィニペグ”を体現する生きたフェスティバルです。
参加者の声
他州から初参加。エジプトパビリオンでシェフと料理の歴史を語り合い、味も音楽も衣装も全部が刺激的。まさに“世界がひとつになる”お祭りだと実感しました。
豆知識
- フォークロラマは世界最大・最長の多文化フェスティバルで、毎年42万5千人以上のパビリオン来場があります。
- 40以上のパビリオンがあり、1週目と2週目で半分ずつオープンします。
- 8,000人以上のボランティアが年間30万時間近くを費やして運営を支えています。
- 公式マスコット「フォークロラマ・ラマ」は1986年登場。2週間の会場や各種イベントで大活躍です。
開催日程
フォークロラマは毎年8月、ウィニペグ市内各地で開催。1週目・2週目で複数のパビリオンを巡り、五感と心で“世界一周”を楽しんでみてください!
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
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