カリェ・オチョ・フェスティバル
マイアミがラテンの色・リズム・味で染まる一日
2026/03/07
毎年3月、マイアミのリトルハバナ地区は「カジェ・オチョ祭」で音楽と旗、食欲をそそる香りに包まれます。SW 8番街の19ブロックが舞台となるこの一大イベントは、カーニバル・マイアミのフィナーレであり、米国最大級のヒスパニック系ストリートフェスティバル。サルサ好きもグルメ好きも、都会の熱気を味わいたい人も、100万人超が踊り・食べ・ラテン文化を全身で楽しむ一日です。
会場はマイアミのリトルハバナで、例年3月上旬から中旬に開催。入場無料・年齢不問で、家族連れも音楽ファンも、ラテンアメリカやカリブの多彩な文化を体感したい旅行者も大歓迎のストリートパーティです。
主な見どころ
ライブ音楽&ダンスステージ
カジェ・オチョといえば30以上のステージで繰り広げられるノンストップの生演奏。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ、ヒップホップ、ジャズ…地元スターから世界的アーティストまでが観客を熱狂させ、道端では自然発生的なコンガやダンスが巻き起こります。1988年には約12万人が参加し、世界最長のコンガラインでギネス記録も達成しました。
主なイベント
国旗パレードでは各国の旗が誇らしげに掲げられ、ビューティーページェントやドミノ大会、チャリティランも大人気。フードコンテストやキッズゾーン、アート展示など、19ブロックすべてが“ラテンの誇り”と“マイアミらしさ”で彩られます。
衣装と装飾
通りにはコロンビアの黄色、キューバの青、プエルトリコの赤など各国の旗をまとった人々があふれ、スパンコールや羽根飾りのダンサー、民族衣装のグループが行き交います。建物や屋台もカラフルなバナーやバルーンで飾られ、葉巻やローストポークの香りが漂います。
伝統グルメ&ドリンク
グルメも主役。キューバサンドやアレパ、エンパナーダ、タマレス、クロケッタ、パステリートなど多国籍な屋台が並びます。ドミニカのモフォンゴやベネズエラのカチャパ、コロンビアのアレキペも味わえます。サトウキビジュース「グアラポ」やフルーツスムージー、定番のモヒートなどドリンクも充実。音楽と同じく味も多彩です。
文化・歴史的背景
カジェ・オチョ祭は1978年、キューバ移民が自分たちの文化を広めるために始めたのがきっかけ。その後、ラテンアメリカ全体のコミュニティが加わり、今ではマイアミの多文化都市としての象徴に。単なるお祭りではなく、移民の誇りや団結の証であり、街のアイデンティティを体現する存在です。
主催はリトルハバナのキワニスクラブで、地元の子どもたちへの奨学金や食料支援などチャリティ活動も支えています。マイアミの人々にとってカジェ・オチョは“家族・ルーツ・再会”の一日であり、出身国を問わずみんなが主役になれる祝祭です。
参加者の声
ニューヨークからこの日のために来ました。路上でサルサを踊り、初めてキューバコーヒーを飲み、終わりのないコンガラインにも参加!笑顔と誇りにあふれるエネルギーに圧倒されました
豆知識
- カジェ・オチョ祭は毎年100万人超を動員し、世界最大級のストリートフェスのひとつです。
- 1988年には11万9986人で世界最長のコンガラインを達成。
- 2010年、フロリダ州議会により「州公式フェスティバル」に認定されました。
開催日程
カジェ・オチョ祭は毎年3月、マイアミ・リトルハバナで開催。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
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