パサデナ・デゥー・ダー・パレード
なんでもアリの奇想天外カーニバル
2026/04/25
毎年春、カリフォルニア州パサデナの街は「ドゥーダー・パレード」で常識を吹き飛ばし、自由な笑いと奇抜なアイデアであふれます。1日限りのこのパレードでは、コスチュームに身を包んだ人々や風刺の効いたフロート、型破りなパフォーマンスが街を練り歩き、観客も巻き込んで大騒ぎ。型にはまらないお祭りを体験したい人、思いきり笑いたい人には絶対おすすめのイベントです。
開催は例年4月下旬から5月上旬。家族連れも、イタズラ好きも、アーティストも、ただの好奇心からでも誰でも大歓迎。パレード参加でも沿道からの応援でも、想像力のままに楽しめる“ルール無用”の祭典です。
主な見どころ
パレード本番
この祭りの中心は、何と言ってもパレードそのもの。パジャマ姿のマーチングバンドやショッピングカート隊、カズーオーケストラ、バスタブや芝刈り機で作った“フロート”など、奇想天外なグループが続々登場。笑い声やカズーの音、時折響くブーブークッションの音、そして紙吹雪やシャボン玉が春風に舞い、観客も飛び入り参加OKという“垣根ゼロ”の楽しさです。
主なイベント
パレード前には「ドゥーダー・クイーン」選出という、ユーモア満点の仮装コンテストも。パレード後は地元バーやレストランで“アフターパーティ”が繰り広げられ、ライブ音楽やダンス、突発カラオケで盛り上がります。歩道ではユニークなお土産やストリートパフォーマンスも楽しめます。
衣装と装飾
コスチュームこそドゥーダー・パレードの魂。キラキラのチュチュやスーパーヒーローのマント、巨大なバナナやロボット、風刺ネタまで何でもアリ。手作り衣装が多く、色も素材も発想もカオスそのもの。フロートも日用品を改造して作られ、紙テープやバルーン、手描き看板で飾られます。ポップコーンや日焼け止めの香りが春のカリフォルニアの空気に混ざります。
文化・歴史的背景
パサデナ・ドゥーダー・パレードは1978年、格式高いローズパレードへの“ゆるい反抗”として友人グループが始めたのがきっかけ。「誰でも参加OK、バカバカしいほど大歓迎」を合言葉に、今やパサデナの名物イベントに。風刺や多様性、ユーモアを称える“自由の象徴”として愛されています。
地元の人々にとっては、ドゥーダー・パレードはパサデナのクリエイティブで反骨精神あふれる街の誇り。みんなで笑い合い、自分たちを茶化し、人生を肩の力を抜いて楽しむ大切な一日です。
参加者の声
5年連続で“シンクロナイズド・ナップ・チーム”として参加。パジャマ姿で大通りに寝転んで、観客に応援されるのが最高に楽しい!バカバカしさ全開です
豆知識
- Reader’s Digest誌で「全米ベストパレード」に選ばれたことも。
- 誰でも飛び入り参加OK、事前登録や審査は不要。
開催日程
パサデナ・ドゥーダー・パレードは毎年春、カリフォルニア州パサデナで開催。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
開催が近いお祭り
デルヴィーシュ回転舞踊僧の祭り トルコ
神聖な愛の魅惑的な舞
2025/12/06メヴラーナー・ジェラーレッディーン・ルーミー追悼式(シェビ・アルース) トルコ
神聖なる愛への旋回の旅
2025/12/10聖母グアダルーペの日 メキシコ
信仰、熱意、メキシコのアイデンティティが織りなす祭典
2025/12/11エスカラード スイス
勇気とチョコレートと連帯の冬を祝うジュネーブ最大の歴史祭
2025/12/12ウムコシ・ウォクウェシュワマ 南アフリカ
大地と祖先に感謝を捧げるズールーの新穀祭
2025/12/12聖ルシア祭り スウェーデン
北欧の闇に灯る光の祝祭
2025/12/15ポサダ メキシコ
ろうそくの灯りと聖なる宿を求める旅
2025/12/22大根の夜 メキシコ
芸術、農業、伝統が交差する祭り
2025/12/23マヨルカのシビルの歌(クリスマスイブ) スペイン
マヨルカのクリスマスに響く中世の予言
2025/12/23ハタホ・デ・ネグリートス&ハタホ・デ・パジータス ペルー
ペルー・イカ地方に響く、リズムと信仰とアフロ・アンデスのクリスマス祝祭

