ジャンピング・フロッグ・ジュビリー
小さな町の誇りと跳ねる伝説が主役の祭典
2026/05/13 - 2026/05/16
毎年5月、カリフォルニア州エンジェルスキャンプのゴールドラッシュの歴史を持つ町が、「ジャンピング・フロッグ・ジュビリー」の陽気な熱気に包まれます。4日間にわたり、笑い声やカエルの鳴き声、そして何千人もの観客の歓声が響き渡り、年齢を問わず誰もが“どのカエルが一番遠くまで跳ぶか”に夢中になります。マーク・トウェインの有名な物語にインスパイアされたこの祭りは、コミュニティの絆と伝統、そしてカエルのジャンプという素朴なワクワク感を祝う、ユニークなイベントです。
会場はカラヴェラス郡フェアグラウンド。地元の家族や全米各地からの旅行者が集い、カエル好きもアメリカンな雰囲気を楽しみたい人も、誰もが“ここだけ”の素朴で楽しい時間を過ごせます。
主な見どころ
世界的に有名なカエルジャンプ大会
祭りの中心は、2,000匹以上のカエルが参加するジャンプコンテスト。子どもも大人も、時にはコスチューム姿のチームも、自分のカエルをスタート地点に置き、できるだけ遠くへジャンプさせます。観客は息を飲み、カエルが跳ぶたびに大歓声。1986年に記録された世界最長ジャンプはなんと6.54メートル(21フィート5.75インチ)です。
主なイベント
カエルジャンプ以外にも、ダウンタウンを練り歩くパレード、移動遊園地、家畜ショー、デストラクションダービー、ライブ音楽、カエルをテーマにした仮装コンテストなど、アメリカの田舎町らしい催しが満載。パイ早食い競争やクラフト市、伝統的なロデオも人気です。
衣装と装飾
会場にはカエル帽子やグリーンのフェイスペイント、ユニークなカエルコスチュームがあふれます。フェアグラウンドはバナーや巨大なカエルのバルーン、手描きの看板で飾られ、パレードの山車にはスイレンや金塊(ゴールドラッシュの象徴)、そして主役のカエルたちがあしらわれています。
伝統グルメ&ドリンク
会場にはファンネルケーキやケトルコーン、バーベキュー、コーンドッグの香りが漂い、地元名物のトライティップサンドイッチやレモネード、ホームメイドパイも人気。勇気がある人は、カエルの脚のフライも味わえます。クラシックなアメリカンフェアフードにカリフォルニアの新鮮さが加わります。
文化・歴史的背景
ジャンピング・フロッグ・ジュビリーの起源は、マーク・トウェインが1865年に発表した短編小説『カラヴェラス郡の名高い跳び蛙』にさかのぼります。この物語がエンジェルスキャンプの名を一躍有名にし、1928年に最初の公式カエルジャンプ大会が開催されました。以来、祭りは町の誇りとなり、トウェインのユーモアとゴールドラッシュの歴史を今に伝える伝統行事となっています。
地元の人々にとってこの祭りは、世代を超えて受け継がれる特別なイベント。地域の絆を深め、チャリティ活動にもつながり、町の歴史と物語を守り続けています。
参加者の声
子どもの頃から毎年来ています。カエルジャンプのワクワク感は格別で、町全体がひとつになる感じが大好き。子どもたちが自分のカエルを応援したり、みんながグリーンの仮装で盛り上がるのが最高です
豆知識
- 毎年2,000匹以上のカエルが参加し、安全管理も徹底されています。
- 世界記録は1986年に“ロージー・ザ・リビター”が出した6.54メートル(21フィート5.75インチ)。
- マーク・トウェインの物語は今も祭りで朗読されます。
- 決勝進出のカエルは“セレブ扱い”で、記念撮影や専用ハンドラー付きです。
開催日程
ジャンピング・フロッグ・ジュビリーは毎年5月、カリフォルニア州エンジェルスキャンプのカラヴェラス郡フェアグラウンドで開催。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
開催情報
名称 | ジャンピング・フロッグ・ジュビリー |
国 | アメリカ |
エリア | カリフォルニア, エンジェルスキャンプ |
開催時期 | 2026/05/13 - 2026/05/16 |
リンク |
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