ベルテン・ファイアー・フェスティバル
エディンバラの丘に夏の精霊が舞う夜
2026/04/29
毎年4月30日、エディンバラのカルトン・ヒルは、火と音楽、野性的な祝祭の炎に包まれます。古代ケルトの儀式に着想を得た「ベルトゥン・ファイア・フェスティバル」は、地元の人やアーティスト、旅人たち数千人が集い、夏の訪れを祝う壮大な一夜。原始的なエネルギー、催眠的なドラム、息を呑むパフォーマンスが織りなすこの祭りは、一度体験すれば忘れられない魔法のような夜です。
ベルトゥン・ファイア・フェスティバルは、毎年4月最終日の夜、スコットランド・エディンバラのカルトン・ヒルで開催されます。魔法やコミュニティ、古代の儀式のスリルを求める人にぴったりで、パフォーマンスアートやフォークロア、野外体験が好きな人に特に人気です。
主な見どころ
メイクイーンとグリーンマンの行進
祭りの中心は、白い衣と花冠をまとったメイクイーンと、葉や苔で飾られたグリーンマンが先導する松明行列。彼らが丘を巡る間、何百人ものパフォーマーがエレメンタルな衣装で踊り、歌い、太鼓を打ち鳴らし、会場の期待感が高まっていきます。メイクイーンがグリーンマンにキスをして“蘇らせる”瞬間、夏の勝利を告げる歓声とドラム、炎のうねりが丘を包みます。
ファイヤーパフォーマンスと儀式
夜通し、ファイヤーダンサーが炎の棒を回し、ジャグラーが火球を投げ、アクロバットが火花の中を飛び跳ねます。熱気と薪の香り、太鼓や原始的な歌声がトランスのような雰囲気を作り出します。クライマックスは巨大なベルトゥンの焚き火の点火。丘全体が黄金色に染まり、誰もが踊り、歓声を上げ、太陽の帰還を祝います。
衣装と装飾
パフォーマーや観客の多くはケルト神話にインスパイアされた衣装で登場。フェイスペイントや角、葉のマント、流れるローブ、赤や緑のボディペイントなどが夜の風に映えます。巨大な柳の彫刻やランタン、バナーが夜風に揺れ、芝生の感触や炎の温もり、何百本もの松明の光が幻想的な世界を作り出します。
伝統料理と飲み物
会場周辺の屋台では、スコットランド名物のパイやハギスロール、温かいスープ、ホットサイダーや地ビールが楽しめます。焼きたての香りやスパイスの効いたサイダー、薪の香りが夜気に混じり、冷えた体に温かい一杯が沁みわたります。
文化・歴史的背景
ベルトゥンはケルトの“四大火祭り”のひとつで、夏の始まりと大地の豊穣を祝う行事です。現代のベルトゥン・ファイア・フェスティバルは1988年、アーティストやパフォーマーたちが古代の伝統を現代的に蘇らせようと始めたもの。今ではエディンバラの創造性とコミュニティ、自然や人とのつながりを象徴する祭りとなり、多くの人にとって“変容”や“浄化”、そして喜びの夜となっています。
参加者の声
大学の友人たちと初めて参加。ドラムや炎、衣装のエネルギーがすごくて、朝まで踊って丘で朝日を見ました。あんなに生きてる実感を味わったのは初めてです。
豆知識
- 「ベルトゥン」はゲール語で「明るい火」という意味。
開催日程
ベルトゥン・ファイア・フェスティバルは毎年4月30日、スコットランド・エディンバラのカルトン・ヒルで開催されます。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
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