コルゾック・グストール

毎年夏、ラダックのツォモリリ湖畔にあるコルゾク村は、「コルゾク・グストル祭」で生命力に満ちた祝祭の場へと変わります。標高4,500メートルを超える澄んだ空気の中、シンバルやホルン、僧侶たちの読経が響き渡り、ターコイズブルーの湖と雪を頂く山々が幻想的な背景を作り出します。冒険好きの旅人や仏教文化に興味のある人、ラダックの“生きた伝統”に触れたい人にとって、コルゾク・グストルは忘れられない高地体験となるでしょう。

この祭りは毎年7月または8月、ラダック・チャンタン地方のツォモリリ湖北岸にあるコルゾク僧院で開催されます。遊牧民チャンパ族や村人、僧侶、そして少数の旅人が集い、この地域で最も重要なスピリチュアルな祝祭を分かち合います。

チャム（仮面舞踏）

主要な儀式とイベント

衣装と装飾

伝統料理と飲み物

コルゾク・グストルは、チベット仏教ドゥクパ派の伝統に根ざす祭りで、数百年の歴史を持ちます。「グストル」とは「29日目の犠牲」を意味し、善が悪を打ち破り、土地や人を清める再生の祭りです。チャンパ族や村人にとっては、家畜や家族、土地の加護を祈り、僧院や地域の絆を深める大切な年中行事です。

• コルゾク・グストルは標高4,500m超、世界でも屈指の高地で行われる祭りです。
• ツォモリリ湖はラムサール条約登録湿地で、希少な渡り鳥も見られます。
• 祭りのクライマックス「リンガ破壊」は、地域全体の厄除けとされています。

コルゾク・グストルは毎年夏、ラダック・ツォモリリ湖畔のコルゾク僧院で開催されます。