ボブ・マーリー・ウィーク
レゲエの王をジャマイカの心で祝う一週間
2026/02/01 - 2026/02/27
毎年2月、キングストンの賑やかな街やセントアンの緑豊かな丘が、「ボブ・マーリー・ウィーク」の熱気とスピリットで包まれます。ジャマイカが誇る伝説の息吹を称えるこの一週間、レゲエのリズムが島中に響き、イタル料理の香りが漂い、世界中のファンが一体となる“ワン・ラブ”の空気に満ちあふれます。マーリーに憧れる人も、ジャマイカの文化を体感したい人も、ここはレゲエの魂と出会える特別な祝祭です。
ボブ・マーリー・ウィークは毎年2月6日のマーリーの誕生日を中心に開催され、メイン会場はキングストンのボブ・マーリー博物館や、彼の生誕地セントアンのナインマイル。地元住民から世界中の旅行者まで、年齢や国籍を問わず誰でも参加でき、音楽とコミュニティの力を体感できるフェスティバルです。
主な見どころ
トリビュートコンサート&ライブパフォーマンス
ボブ・マーリー・ウィークの中心は、彼の子どもたちやレゲエ界のレジェンド、新進アーティストたちが名曲を演奏するトリビュートコンサート。博物館の特設ステージでは夜通しのジャムセッションが繰り広げられ、キングストンの街角でもストリートライブやアコースティック演奏が楽しめます。「ワン・ラブ」「リデンプション・ソング」などの名曲を皆で歌い、カリブの夜空の下で一体感を味わえます。
主なイベント
博物館での公式誕生日セレモニーや、ナインマイルの墓前での献花式、学校訪問やチャリティ活動などコミュニティに根ざしたイベントも充実。映画上映やポエトリーリーディング、パネルディスカッションでは、マーリーのメッセージやレゲエの歴史を深く掘り下げます。地元クラフトや屋台、ドラムワークショップが並ぶ「レゲエ・ジャミン・ストリートフェア」も大人気です。
衣装と装飾
参加者はラスタカラー(赤・黄・緑)の服やボブ・マーリーTシャツ、ビーズアクセサリー、ヘッドラップで個性を表現。会場はマーリーの肖像や歌詞が描かれた壁画、旗、バナーで彩られます。手編みブレスレットの感触やお香の香り、ドレッドヘアがリズムに揺れる光景も五感を刺激します。
文化・歴史的背景
ボブ・マーリー・ウィークは、1980年代に始まった草の根のトリビュートイベントがルーツ。1945年生まれのマーリーはセントアンのナインマイル出身で、レゲエとラスタファリ文化の世界的アイコンへと成長しました。彼の音楽と「ワン・ラブ」「平和」「レジスタンス」のメッセージは今も世界中で愛され続けています。
この祭りは単なる誕生日祝いではなく、マーリーの社会的・文化的な影響力、そしてジャマイカ人の誇りやアイデンティティを再確認する一週間。彼の精神を次世代に伝え、希望とアクティビズムのバトンをつなぐ時間でもあります。
豆知識
- ボブ・マーリー・ウィークには毎年1万人以上がキングストンやセントアンを訪れる。
- ボブ・マーリー博物館は、彼の旧自宅兼スタジオ(キングストン56ホープロード)にある。
開催日程
ボブ・マーリー・ウィークは毎年2月、キングストンとセントアンで開催されます。メイン会場はボブ・マーリー博物館とナインマイル。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
開催情報
名称 | ボブ・マーリー・ウィーク |
国 | ジャマイカ |
エリア | キングストン, ボブ・マーリー博物館 |
開催時期 | 2026/02/01 - 2026/02/27 |
リンク |
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