アムトラック・ムーニング大会
南カリフォルニア発、全米一おバカな“お尻フェス”
2026/07/10
毎年7月、カリフォルニア州ラグナ・ニゲルの「マグズ・アウェイ・サルーン」前は、笑いと歓声、そして無数の“お尻”で埋め尽くされます。「アムトラック・ムーニング大会」は、1979年にバーの悪ノリから始まった伝説のイベント。今や全米中から数百~数千人が集まり、通過するアムトラック列車に向かって一斉にズボンを下ろして“お尻の挨拶”をする、アメリカならではの自由で陽気な祝祭です。
開催は毎年7月第2土曜日。地元の常連やバイカー、ロードトリップ中の旅行者、好奇心旺盛な観光客まで誰でも参加OK。初参加でも常連でも、夏の太陽とビール、そして列車の汽笛に包まれながら、みんなで大笑いできる“おバカだけど癖になる”体験が待っています。
主な見どころ
お尻のラインナップ
イベントの中心は、線路沿いのフェンスに並ぶ参加者たち。遠くからアムトラックやメトロリンクの汽笛が聞こえると、老若男女が一斉にズボンやスカートを下げて“ムーン(お尻見せ)”を決行!列車の乗客は驚きや爆笑、時に手を振って応えてくれます。カメラのシャッター音と笑い声、列車の汽笛が混ざり合い、夏の熱気と一体感に包まれます。
主なイベント
朝7時半頃の始発列車から深夜の最終列車まで、ムーニングは一日中続きます。駐車場やバーではビール片手に語り合い、写真撮影や即席コスチューム大会も。全盛期の2008年には最大1万人が集まり、今は警備強化で100~1,000人規模に落ち着きましたが、陽気さと自由な雰囲気は健在です。
衣装と装飾
主役はもちろん“素のお尻”ですが、ユニークな下着やボディペイント、ムーニングTシャツ、帽子やカツラで個性を出す人も多数。フェンスにはバナーやサイン、バーにはビールの看板が飾られ、日焼け止めや汗、ビールの香りが夏の空気に混じります。
文化・歴史的背景
このイベントは1979年、マグズ・アウェイ・サルーンの客が「次の列車にムーンしたら一杯おごる」と賭けたのが始まり。年々参加者が増え、2008年には最大1万人規模に拡大。その後、騒動や市の規制強化で規模は縮小しましたが、今も地元の“おバカで自由な伝統”として愛されています。型破りな反骨精神や、みんなで笑い合う“アメリカらしさ”の象徴です。
多くの参加者にとっては、日常を忘れて自由に笑い合える貴重な瞬間。カリフォルニアのフォークロアとして語り継がれています。
参加者の声
勇気を出して参加!みんなでズボンを下ろした瞬間、大爆笑。知らない人同士でも一体感がすごい!
豆知識
- 1979年、バーで「列車にムーンしたら一杯おごる」と始まったのがきっかけ。
- 列車の運転士が減速したり、手を振って応えることも多い。
- 現在は公道での飲酒や全裸は禁止だが、“ムーニング”自体は合法(常識の範囲で!)。
開催日程
アムトラック・ムーニング大会は毎年7月第2土曜日、ラグナ・ニゲルのマグズ・アウェイ・サルーン前で開催。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
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