ピラール祭
花と信仰とフィエスタが彩るサラゴサの一週間
2026/10/09 - 2026/10/17
毎年10月、スペイン北東部サラゴサの街は「ピラール祭」で色とりどりの花、音楽、そして信仰に包まれます。聖母ピラールを讃えるこの一週間の祭りは、伝統と現代が共演する壮大な舞台。新鮮な花の香り、フォーク音楽の響き、アラゴン料理の味わい…五感を刺激するピラール祭は、誰もが一緒に楽しめるサラゴサの魂そのものです。
毎年10月12日を中心に開催され、100万人以上が訪れるスペイン有数の大祭。家族連れや巡礼者、パーティ好きや文化体験を求める人まで、誰もが主役になれる一週間。圧巻の花の奉納やパレード、深夜まで続くコンサートなど、サラゴサの魅力を全身で味わえる絶好の機会です。
主な見どころ
花の奉納(オフレンダ・デ・フローレス)
祭りの象徴は10月12日の「花の奉納」。伝統衣装をまとった何万人もの人々が、聖母像を囲む巨大な花のピラミッドを作り上げます。バラやカーネーションの香り、民謡の歌声、色とりどりの花々に包まれた広場は、感動と誇りに満ちた特別な空間です。
主なイベント
花の奉納以外にも、果物の奉納、巨大人形(ヒガンテス&カベスードス)のパレード、フォークダンス、野外コンサート、エブロ川を彩る花火などイベントが盛りだくさん。街中ではストリートシアターや子ども向けの催し、深夜まで続く屋台やマーケットも大人気です。
衣装と装飾
女性はカラフルなスカートや刺繍ショール、男性はベストや白シャツ、赤いサッシュなど、アラゴンの伝統衣装で街が埋め尽くされます。ピラール広場は花のタペストリーで彩られ、バルコニーや街灯もリボンや旗で華やかに。夜にはイルミネーションやキャンドルの灯りが幻想的な雰囲気を演出します。
伝統グルメ&ドリンク
ピラール祭はグルメも充実。アラゴン名物のテルナスコ(子羊のロースト)、ミガス(パンくずとチョリソ・ピーマン炒め)、エンパナディージャ(具入りパイ)などが並びます。フルータス・デ・アラゴン(砂糖漬けフルーツ)やピラールケーキ(アーモンドケーキ)などの甘味も人気。地元ワインやクラフトビール、アニスリキュール片手に屋台を巡るのも醍醐味です。
文化・歴史的背景
ピラール祭の起源は18世紀にさかのぼりますが、伝説はさらに古く、紀元40年に聖母マリアがサラゴサで聖ヤコブに現れたという逸話に基づいています。もともとは宗教的な巡礼でしたが、今では信仰・伝統・市民の誇りが融合した一大イベントに。サラゴサの人々にとってピラール祭は“お祭り”以上の存在であり、街の守護聖人に感謝し、伝統を次世代に伝える特別な時間です。
厳かな行列と陽気な祝祭が共存するこの祭りこそ、サラゴサの“誇りとおもてなし”の象徴です。
参加者の声
初めて花の奉納を見て圧倒されました。色彩、音楽、花の香り…地元の人たちと一緒に踊って、街全体がひとつになっているようでした
豆知識
- ピラールの聖母像は世界最古級のマリア信仰の聖地とされています。
開催日程
ピラール祭は毎年10月、サラゴサで開催されます。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
実際の様子
photo by Carlos Lopez Echeto Marrero
photo by Gaudencio Garcinuño
photo by Juanedc
photo by Iglesia en Valladolid
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