ボルドー・ワイン祭り
街とぶどう畑が一緒に祝う至福の4日間
2026/06/17 - 2026/06/20
隔年6月、ボルドーのガロンヌ川沿いが「ボルドー・ワイン祭(Bordeaux Fête le Vin)」の祝祭ムードに包まれます。4日間で50万人以上が歴史ある河岸をそぞろ歩き、世界屈指のワインを味わい、地元グルメや音楽、18世紀の壮麗な建物に囲まれた特別な雰囲気を堪能します。ワイン好きはもちろん、初めての人も家族連れも、誰もがボルドーの“心”を体感できるイベントです。
会場はボルドー中心部の川沿い。ワイン初心者から愛好家、家族や友人同士まで誰でも大歓迎。造り手と直接話し、新しいお気に入りを見つけ、ボルドーが世界的なワイン都市である理由を五感で味わえる祭典です。
主な見どころ
ワインテイスティング・ルート
祭りの目玉は、ガロンヌ河岸に全長3kmにわたって並ぶ80以上のワインパビリオン。メドック、サンテミリオン、グラーヴ、ソーテルヌなどボルドー各地のワインが一堂に会し、テイスティングパスと記念グラスを手に、赤・白・ロゼ・スパークリングを飲み比べながら造り手と語り合えます。オーク樽や熟した果実、パンやチーズの香りが漂い、歩くだけでワインの世界に浸れます。
主なイベント
毎日、音楽や花火で華やかに開幕。ソムリエによるマスタークラスやワインと料理のペアリング講座、ガロンヌ川クルーズでのテイスティングなど体験型イベントも充実。帆船「グラン・ヴォワリエ(Tall Ships)」が河岸に停泊し、甲板ツアーやマリタイムショーも人気。夜にはブルス広場の夜空を彩る花火が、川面に映えて幻想的です。
伝統グルメ&ドリンク
カヌレ(カラメル風味の焼き菓子)、アルカション湾の牡蠣、フォアグラ、鴨のロースト、地元チーズなど、ボルドーならではの美味が勢ぞろい。フードトラックや屋台ではシーフードやシャルキュトリー、焼きたてバゲットも人気。グリル肉や海の香り、甘いパティスリーの香りが漂い、スパークリング・クレマンの泡やパンのパリッとした食感も楽しめます。
文化・歴史的背景
ボルドー・ワイン祭は1998年、2000年のワイン文化と港町の歴史を祝うために始まりました。今では街の再生と誇り、造り手と飲み手が直接つながる場として定着。地元の人にとっては伝統とおもてなしの象徴であり、造り手にとっては自分たちのワインを世界に伝える大切な機会です。
今や国際的なワインイベントの代表格となり、ボルドーの食文化や港町らしい活気、歴史の重みも感じられる祭りです。
参加者の声
パリから友人と参加。憧れのワインを飲み比べ、サンテミリオンの生産者に土やぶどうの話を聞いたら、一杯ごとに味わいが深くなりました。夜の花火が最高の締めくくり!
豆知識
- 2022年は8万本以上のワインが開けられ、過去最多を記録しました。
開催日程
ボルドー・ワイン祭は偶数年の6月、ガロンヌ川沿いで開催。
開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。
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