保寧(ポリョン)マッド・フェスティバル

韓国の夏を全身で楽しむ泥と笑顔の祭典


2026/07/10 - 2026/07/19

毎年7月、韓国西海岸の静かな港町・保寧(ボリョン)は、泥と笑い声に包まれる大熱狂の「マッドフェスティバル」の舞台に変わります。2週間にわたり、大川(テチョン)ビーチが巨大な泥の遊園地となり、地元の若者や家族、世界中からの旅行者が泥まみれになってはしゃぐ夏の一大イベントです。アドレナリン全開で遊びたい人も、ウェルネスや美容に興味がある人も、思い切り開放的になりたい人も、ここでしか味わえない“全身で楽しむ夏”を体験できます。

足元にぬるりと広がるミネラル豊富な泥の感触、K-POPや笑い声が波音に重なり、日焼けした肌に泥を塗りあう人々の姿。潮風と焼き物の香ばしい匂い、屋台グルメの香り、そして純粋な“遊び心”が満ちる空気―保寧の夏は五感すべてで楽しめます。

主な見どころ

泥レスリング・泥スライダー・泥障害物レース

フェスティバルの中心は大川ビーチの特設「マッドゾーン」。泥レスリングや巨大スライダー、泥まみれの障害物レースで全身泥だらけ!冷たくなめらかな泥に頭から突っ込む爽快感と、みんなで笑い合う一体感が最高。チーム対抗戦も盛り上がり、勝敗よりも泥まみれの笑顔が一番のご褒美です。

泥ペインティング・泥プリズン・泥スパ体験

アート派やリラックス派には、全身に泥で絵を描く「泥ペインティング」や、友達同士で“泥の牢屋”に入るユニークな体験も。美容効果で有名な保寧の泥を使った泥パックや泥マッサージも大人気。海辺で泥スパに浸かれば、心も肌もリフレッシュ!

ビーチコンサート・花火・ナイトパーティー

夕暮れからはビーチがさらに熱く!K-POPライブやDJイベント、ナイトパーティーで盛り上がり、フィナーレは海を彩る大花火大会。泥まみれのまま踊り、夜空を見上げる非日常の高揚感はここだけのものです。

文化・歴史的背景

保寧マッドフェスティバルは、1998年に保寧のミネラル豊富な泥を使った化粧品のPRと地域活性化を目的に始まりました。当時、大川(テチョン)ビーチは水質や泥のイメージが悪く、観光客も減少、さらに炭鉱の閉鎖で地域経済が深刻な危機に直面していました。そこで地元自治体と企業が協力し、泥の美容効果を活かした化粧品の開発とともに、「泥で遊ぶ」体験型イベントを企画したのがフェスティバルの原点です。

最初は4日間の小規模な地域イベントでしたが、泥パックや泥レスリング、泥スライダーなどユニークなプログラムが話題を呼び、韓国国内外の若者や観光客、在韓米軍兵士まで巻き込んで急成長。2007年には来場者220万人を突破し、今では年間100万人以上が訪れるアジア屈指の夏フェスへと発展しました。

経済的には、ホテルや飲食店、ショップなど地域全体の観光収入が大幅に増加し、年間約5000万ドルの経済効果を生み出しています。地元住民にとっては誇りと雇用の源であり、国際的な知名度も急上昇。韓国の“遊び心”やおもてなし文化、そして自然資源の活用法を世界に発信する象徴的なイベントとなりました。

また、近年は環境保護や持続可能な観光にも力を入れており、リサイクルや生分解性素材の活用、環境負荷の低減にも取り組んでいます。単なる“泥遊び”を超え、韓国の現代文化、地域再生、グローバル交流、ウェルネス志向を体現する祭りとして、今も進化を続けています。

参加者の声

ソウルの友達と来て、気づけば5カ国の人たちと泥レスリング!笑いすぎて立てないほど。泥はひんやりなめらかで、終わった後は肌がつるつる!

豆知識

  • 毎年約200トンの泥が保寧の干潟から運び込まれる。
  • 「マッドキング」「マッドクイーン」コンテストもあり、最も泥だらけの参加者が表彰される。
  • 会場にはシャワーや更衣室も完備。泥まみれの後も快適にリフレッシュ!

開催日程

保寧マッドフェスティバルは毎年7月、韓国・忠清南道の大川ビーチで開催。思い切り泥まみれになって、夏の思い出と新しい友達を作りに行きましょう!

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実際の様子


開催情報

名称 保寧(ポリョン)マッド・フェスティバル
韓国
エリア 保寧
開催時期 2026/07/10 - 2026/07/19
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