さっぽろ雪まつり

雪と光のアートで彩られる、北国の冬の夢


2026/02/03 - 2026/02/10

毎年2月、札幌の街は「さっぽろ雪まつり」で真っ白な冬の魔法に包まれます。1週間にわたり、地元の人も観光客も、巨大な雪像や氷彫刻、イルミネーション、そして北海道グルメが楽しめる冬の一大イベント。家族連れも、写真好きも、冬の冒険を求める旅人も、五感すべてで札幌の冬を満喫できる特別な祭典です。

会場は大通公園、すすきの、そしてつどーむの3エリア。冷たい空気の中、雪を踏みしめる音、屋台から漂う香ばしい香り、ライトアップされた雪像の輝き、そして人々の笑い声が札幌の夜を彩ります。温かい飲み物を片手に、雪と光の街をゆっくり歩いてみてください。

主な見どころ

大通公園:圧巻の雪像と光のショー

札幌の中心・大通公園は雪まつりのメイン会場。全長1.5kmにわたり、城や動物、アニメキャラなど幅40mにも及ぶ巨大雪像が並びます。1〜4丁目は特に迫力満点の大作が多く、5〜7丁目では世界のチームが参加する国際雪像コンクールも開催。夜はライトアップやプロジェクションマッピングで雪像が幻想的に輝き、冬の札幌を象徴する絶景が広がります。会場内には北海道グルメの屋台や、テレビ塔展望台も。

すすきの:氷の芸術とネオンが交差するファンタジー空間

札幌随一の歓楽街・すすきのは「氷の世界」へと変身。国内外の作家による繊細な氷彫刻が並び、龍や動物、ファンタジー作品が夜のネオンと共に浮かび上がります。氷彫刻コンクールも開催され、夜はカラフルな光に包まれます。氷像を見た後は、近くの居酒屋やバーで温まるのもおすすめです。

つどーむ:家族みんなで遊べる雪の遊園地

つどーむは家族連れに大人気。巨大な雪の滑り台やスノーボビング、雪迷路、雪合戦エリア、かまくら体験など、子どもも大人も一日中楽しめるアトラクションが盛りだくさん。地元グルメの屋台も充実し、焼き鳥やラーメン、スイーツで体を温めながら思いっきり雪遊びができます。

文化・歴史的背景

さっぽろ雪まつりは1950年、地元の高校生が大通公園に6体の雪像を作ったことから始まりました。当初は市民の手作りイベントでしたが、1955年に自衛隊が協力して大規模な雪像を制作したことで一気に注目を集め、60年代には高さ10メートルを超える巨大雪像が登場するようになりました。1974年からは国際雪像コンクールも始まり、海外からの参加チームや観光客も増加。今では毎年200万人以上が国内外から訪れ、札幌の冬を世界に発信する一大イベントとなっています。

この祭りは、厳しい冬を前向きに楽しむ北海道らしい精神の象徴であり、雪や寒さを「不便」ではなく「アート」や「遊び」に変える創造力と地域の結束を体現しています。市民や自衛隊、企業、海外チームが協力して巨大な雪像や氷像を作り上げる過程そのものが、札幌の誇りとコミュニティの力を示しています。雪まつりはまた、北海道の食文化や観光資源、国際交流を発信する場としても重要な役割を担っています。

札幌市民にとって雪まつりは、冬を楽しみ、地域の魅力を再発見し、世界中の人々とつながる“誇り”の祭典です。子どもから大人まで、観光客も地元の人も一緒になって雪像づくりやイベントに参加し、雪国ならではの美しさや温かさを体感できる、世代を超えて受け継がれる文化行事となっています。

参加者の声

家族で初めてさっぽろ雪まつりに来ましたが、子どもたちは巨大な雪像と滑り台に大興奮。夜のライトアップはまるでおとぎ話の世界でした。

豆知識

  • 毎年200点以上の雪像・氷彫刻が登場し、最大で4階建てほどの高さになることも。
  • 使用する雪は3万トン以上、郊外からトラックで運ばれてきます。
  • 夜のライトアップやプロジェクションマッピングで、雪像が幻想的な空間に。
  • 会場ではサッポロビールや熱燗、北海道グルメが大人気です。

開催日程

さっぽろ雪まつりは毎年2月上旬、札幌市の大通公園・すすきの・つどーむで開催されます。防寒対策をしっかりして、昼も夜もぜひ満喫してください。

開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。

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実際の様子

Tokyo

photo by Ralf Greve

Tokyo

photo by Koutyan.S

Tokyo

photo by Kouno You

Tokyo

photo by Koutyan.S


開催情報

名称 さっぽろ雪まつり
日本
エリア 北海道, 札幌
開催時期 2026/02/03 - 2026/02/10
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