竿燈祭り

秋田の夏夜を彩る、光と技の大パノラマ


2025/08/02 - 2025/08/05

毎年8月、秋田市の夜空を無数の提灯がゆらめき照らす「竿燈まつり」。東北三大祭りのひとつとして知られるこの祭りは、250本を超える巨大な竿燈が通りを埋め尽くし、100万人以上がその幻想的な光景を一目見ようと集まります。日本の伝統文化や夏の祭りの迫力を体感したい人、写真好き、旅の思い出を探している人にとって、竿燈まつりは五感で味わう感動体験です。

開催は毎年8月3日から6日まで、秋田市中心部にて。力と技、そして地域の絆がひとつになる、日本を代表する夏祭りです。

主な見どころ

竿燈妙技

祭りの最大の見どころは「竿燈妙技」。長さ12メートル、重さ50キロを超える竹竿に最大46個の提灯を吊るした竿燈を、演者たちが額・肩・腰・手のひらでバランスを取りながら操ります。250以上のチームが一斉に竿燈を掲げると、夜空に黄金色の稲穂が揺れるような幻想的な光景が広がり、太鼓や笛のリズム、「どっこいしょ、どっこいしょ!」の掛け声が響き渡ります。

主なイベント

夜はメインストリートが光の川となり、すべての竿燈が一斉に立ち上がります。日中はミニ竿燈体験や演技披露、郷土芸能のパレード、文化展示、妙技大会の決勝など、観客も参加できるイベントが盛りだくさんです。

衣装と装飾

演者は法被や白い鉢巻、帯を締めたシンプルで粋な装い。竿燈には家紋や縁起の良い模様が描かれ、提灯のあたたかな光が夜の街を照らします。沿道には屋台やのぼりが並び、観客の笑顔と熱気が祭りを彩ります。

伝統グルメ&ドリンク

屋台では秋田名物のきりたんぽ、焼き鳥、稲庭うどん、かき氷や団子など夏祭りの定番グルメが楽しめます。炭火や醤油、焼きたての香りが夜風に乗り、地酒を片手に演技を眺めるのも竿燈まつりならではの醍醐味です。

文化・歴史的背景

竿燈まつりの起源は約270年前、夏の厄払いと五穀豊穣を祈る「ねぶり流し」という行事にさかのぼります。稲穂に見立てた竿燈は豊作への願いの象徴。時代とともに神事から市民参加型のお祭りへと発展し、今では秋田の誇りと地域の絆を象徴する重要無形民俗文化財にも指定されています。

秋田の人々にとっては、世代を超えて受け継がれる夏の風物詩であり、光・音・技・心が一体となる特別な4日間です。

参加者の声

友人と東京から来ました。演者さんの技に圧倒され、ミニ竿燈体験も挑戦!想像以上に難しくてびっくり。地元グルメを食べながら、観客と一緒に盛り上がった夜は一生の思い出です。

豆知識

  • 最大の竿燈は長さ12メートル、重さ50キロ超、提灯46個付き。
  • 祭り期間中、毎晩1万個以上の提灯が灯ります。
  • 「竿燈」は「稲穂」を意味し、豊作祈願の象徴です。

開催日程

竿燈まつりは毎年8月3日~6日、秋田県秋田市中心部で開催されます。

開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。

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実際の様子

Tokyo

photo by necosuke

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photo by andotime

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photo by KOKI NAGAHAMA


開催情報

名称 竿燈祭り
日本
エリア 秋田県, 秋田市
開催時期 2025/08/02 - 2025/08/05
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