かなまら祭り

川崎に笑いと鉄のご利益があふれる春の奇祭


2026/04/04 - 2026/04/04

毎年春、神奈川県川崎市は「かなまら祭り」で色と笑い、そしてちょっぴり刺激的な雰囲気に包まれます。世界的にも有名な“かなまら祭り”は、金山神社で開催される「鉄の男根」をテーマにした奇祭。1日限り、地元の人も観光客も一緒になって、子宝や安産、性の健康を願い、オープンで陽気なムードの中で盛大に祝います。好奇心旺盛な旅行者やお祭り好き、ユニークな日本文化を体験したい人にとって、ここでしか味わえない伝統と笑い、そして人の温かさに満ちたイベントです。

開催は毎年4月の第1日曜日。家族連れやカップル、海外からの観光客、独身女性グループまで、誰もが参加できる開かれた雰囲気で、川崎の街が一日中祝祭ムードに包まれます。

主な見どころ

男根みこしパレード

かなまら祭りの中心は、3基の男根型みこし(ポータブル神輿)のパレード。なかでも有名なのが、地元LGBTQ+コミュニティが担ぐピンク色の「エリザベスみこし」。伝統的な黒鉄や木製の男根みこしも登場し、沿道は歓声と笑い声、カメラのフラッシュであふれます。ユーモラスで賑やかな雰囲気の中にも、子孫繁栄や厄除けへの真剣な祈りが込められています。

衣装と装飾

ピンクのカツラや男根型の帽子、ユニークな柄の浴衣など、遊び心たっぷりのコスチュームがあふれます。神社の巫女さんは伝統衣装で飴を配り、ボランティアはカラフルな法被姿。通りには提灯やバナー、巨大な男根オブジェが飾られ、笑顔と好奇心に満ちたカーニバルのような雰囲気です。

文化・歴史的背景

かなまら祭りの起源は江戸時代、地元の鍛冶職人や遊女たちが性病除けや商売繁盛を祈願して金山神社に参拝したことに始まります。ご祭神・金山彦命(かなやまひこのみこと)は鍛冶や子宝、安産の神様で、古くから性の健康や夫婦和合のご利益が信じられてきました。時代とともに地元の小さな祈りから世界的なイベントへと発展し、今では性の健康やHIV啓発など社会的なメッセージも発信しています。

川崎の人々にとって、かなまら祭りは開かれた心と地域の絆、そして過去から現代へのつながりを象徴する誇り高いお祭りです。

参加者の声

オーストラリアから友人と来ました。パレードは面白くてフレンドリー、みんなで笑って写真を撮ったり、飴を分け合ったり。神社で恋愛成就のご祈祷も受けて、素敵な思い出になりました!

豆知識

  • ピンク色の「エリザベスみこし」はLGBTQ+コミュニティが担ぎ、多様性の象徴です。
  • 男根型の飴やグッズは毎年売り切れ必至の人気商品。

開催日程

かなまら祭りは毎年4月第1日曜日、神奈川県川崎市の金山神社で開催されます

開催日程は変更になる場合があります。最新の情報は公式サイトなどをご確認ください。

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実際の様子

Tokyo

photo by K Tym

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photo by takao goto

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photo by Ginzo H

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photo by Koji ITO


開催情報

名称 かなまら祭り
日本
エリア 神奈川県, 川崎市
開催時期 2026/04/04 - 2026/04/04
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