モースゴー・バイキング・ムート

戦士とクラフト、歴史が生きるデンマーク最大のバイキング祭


2026/07/23 - 2026/07/25

毎年7月、オーフス近郊のモースゴーの森とビーチが、世界中から集まるバイキングたちでにぎわう「モースゴー・バイキング・ムート」。北欧最大・最古のバイキング再現フェスティバルで、歴史を“体感”できる特別な週末です。歴史好きも家族連れも、バイキング文化に興味がある人も、五感でデンマークの伝説の世界に飛び込める体験型イベントです。

剣と盾がぶつかる音、薪の煙や焼きラムの香り、ゴツゴツしたウールや銀細工の手触り、テント村を駆け回る子どもたちの笑い声…。週末のモースゴーは、まるでバイキング時代にタイムスリップしたかのような熱気と活気に包まれます。

主な見どころ

バイキング・マーケット&生活体験キャンプ

祭りの中心は広大なバイキング・マーケット。鍛冶屋や皮職人、銀細工師、羊毛や琥珀、ガラス細工など、何百ものクラフトマンが本格的な手仕事を披露。来場者も弓矢やパン焼き、草木染めなどに挑戦できます。テント村ではバイキング家族が実際に生活し、まるで“生きた博物館”のよう。

戦闘再現ショー&戦士のパフォーマンス

数百人の戦士たちが本格的な甲冑と武器で大迫力の戦闘再現を披露。盾と剣がぶつかる音、アイスランド馬や鷹匠も登場し、観客の熱狂と歓声が響きます。

音楽・語り・パフォーマンス

古楽器によるバイキング音楽や、焚き火を囲んだサガ(伝説)の語り部、ジャグラーやダンサー、夜にはファイアーパフォーマンスも。子ども向けのゲームや“発掘体験”、バイキングガイド付きの乗馬なども楽しめます。

伝統グルメ&ドリンク

会場には焼きラムや古代風フラットブレッド、シチュー、ハニーケーキなどバイキング時代の料理が並びます。ミード(蜂蜜酒)や地ビール、ハーブドリンクも人気。目の前で焼かれる肉やパン、海風と薪の香りが祭りの雰囲気を高めます。

文化・歴史的背景

モースゴー・バイキング・ムートは1977年、モースゴー博物館のワークショップとして始まりました。地域に根付くバイキング文化や、7月28日の聖オラフの日(中世から続く市の祝日)に着想を得て、今や1,400人以上の参加者と2万人超の来場者を集める北欧最大・最古のバイキング・マーケットに成長。世界中のバイキング愛好家が集い、伝統工芸や戦闘技術、日常生活を“生きた文化遺産”として体験・継承する場となっています。

デンマーク人にとっては祖先との誇りとつながりを感じる特別なイベント。訪れる人にとっても、五感でバイキング時代を旅できる貴重な体験の場です。

参加者の声

これほど本格的なバイキング体験は初めて!戦闘ショーもクラフトも大迫力で、子どもたちもゲームや馬に夢中。家族全員で楽しめました。観光で訪れたのに、気づけばバイキング衣装でパンを焼き、夜はサガを聴きながら焚き火に癒やされていました。まるで時空を超えた旅のようでした。」

開催日程

モースゴー・バイキング・ムートは毎年7月最終週末、オーフス近郊モースゴー・ビーチで開催。バイキング衣装でタイムスリップし、戦士やクラフト、五感で歴史を味わってみてください。

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実際の様子

Tokyo

photo by Jonathan Dodds

Tokyo

photo by Moesgård Museum


開催情報

名称 モースゴー・バイキング・ムート
デンマーク
エリア オーフス
開催時期 2026/07/23 - 2026/07/25
リンク