コペンハーゲン・カーニバル

コペンハーゲン・カーニバルは、毎年5月にデンマーク・コペンハーゲン中心部で開催される、サンバやカリブ音楽、ダンスと仮装パレードが楽しめる北欧最大級のカーニバルです。

毎年5月、デンマークの首都コペンハーゲンは音楽とダンス、きらびやかな衣装で彩られる「コペンハーゲン・カーニバル」の舞台となります。北欧最大級のカーニバルで、3日間にわたり市内の公園や広場、歴史的な通りがサンバやカリブのリズム、そして多様な人々の笑顔であふれます。ダンス好きも音楽好きも家族連れも、誰もがパレードに飛び込んで楽しめる“みんなの祝祭”です。

スパンコールや羽根飾りがきらめき、グリル料理の香りが漂い、紙吹雪が舞うなか、何千人ものダンサーやドラマーが街を熱気で包みます。コペンハーゲンが一つの巨大なカーニバル会場に変わる、忘れられない週末です。

グランドパレード

ライブステージ＆ダンスゾーン

子どもカーニバル

衣装とデコレーション

伝統グルメ＆ドリンク

コペンハーゲン・カーニバルは1982年、ブラジルのリオやカリブ諸国のカーニバル文化に憧れた地元の音楽・ダンス愛好家たちによって始まりました。当初はわずか数百人規模のパレードとライブ演奏からスタートし、デンマーク国内外の移民コミュニティやアーティストが積極的に参加したことで、国際色豊かなイベントへと急成長しました。

1990年代にはサンバスクールやアフロカリビアンバンド、ヨーロッパ各地のダンスグループが加わり、グランドパレードや子どもカーニバル、ナイトパレードなど多彩なプログラムが誕生。音楽・ダンス・仮装を通じて「多様性と自由な自己表現」を祝う場として、コペンハーゲンの夏の風物詩となりました。

現在では毎年10万人以上の観客と2,000人超のパフォーマーが集い、運営の多くもボランティアが担う“市民参加型”の祭典に。移民文化の融合や新しい表現が生まれる場として、地元民も観光客もアーティストも一体となって楽しむ「みんなのカーニバル」として定着しています。